【2007年9月1日(土)】 「“できない”と“やらない”のは違う」 今日は久々に低学年も混ぜていっしょに練習をした。みんな真剣な表情で練習に取り組んでいる。練習メニューが進んでいく中で、改めて「ヤバイ」と感じた。それは低学年のボールキャッチについてだ。あまりにも安易にボールを落とす。パスされたボールをワンタッチして一度床に落としてからキャッチする。特にひざ前あたりのボールは必ず前に落とす。そして足で蹴るといった具合だ。 この間「ひざ曲げ・手伸ばし」と「ボールを前で触って引いてくる」このことを繰り返し繰り返しやっている。ボールを落とすのが当たり前?それでいいの?「絶対キャッチしてやる」という気持ちで頑張っているの?よし、ボールをキャッチせざるえない状況を作ってみよう。 そこでキャッチミスをした子に、その都度“ワンマン”でルーズボールを行った。最初は、まったく足を動かさずボールをキャッチしようとしない子や、ワンタッチはするけど前にボールを落としていた子も、「ひざ曲げて!手を伸ばして!取れるよ!取らな終わらんよ!」と声をかけながらやっていると、ほとんどの子がボールをキャッチし始めた。 日々のハンドリングメニューや対面パス、三角パスなどを引き続きしっかりと練習していくことと、それぞれのメニューのテーマを意識しながら練習していくことが大切だ。あとは今の味生っ子に足りない「絶対ボールを落とさずにキャッチする」という強い気持ちを持って練習することが大切だ。 今日の練習で改めて思った。“できない”のと“やらない”のは違う。コーチはその違いを間違わないようにしなければ…。“できない”のは練習すれば“できる”ようになる。一番大切なのは「できるようになりたい」という気持ちだ。その気持ちづくり(環境づくり)は保護者とコーチの力が必要かもしれない。